水道料金の適正水準の検討委 老朽化や人口減少で収入減 別府

施設の老朽化や人口減少による料金収入の落ち込みなどに対応するため、適切な水道料金がどうあるべきかを考える委員会を別府市が設置し、16日、初会合が開かれました。

16日は初会合を前に、長野市長から委員に委嘱状が手渡されました。

そして「上下水道は市民と切り離せない重要なライフラインです。人口減少に歯止めがかからない中、持続可能な上下水道の姿について意見をいただきたい」と述べました。

別府市上下水道局によりますと、市内の老朽化した水道施設の建て替えや耐震化に多額の費用が必要となっている一方、人口減少によって収入が減っていることなどから、改定を含めた水道料金の適正な水準を検討する必要があるということです。

このあと委員会は非公開で行われましたが、市によりますと、上下水道局の担当者から現状の課題などについて説明が行われたということです。

委員会はことし7月まで5回から6回ほど開かれ、その後意見書として別府市に提出するということです。

別府市上下水道局の松屋益治郎局長は「能登半島のような地震が起きた時でも生活に必要な水道は継続して供給する必要がある。水道事業を持続できるような意見をいただきたい」と話していました。