「御田植祭」古くからのコメ作りの様子再現 豊作祈る 日田

田植えシーズンを前に、古くからのコメ作りの様子を再現して豊作を祈る「御田植祭」が日田市の神社で行われました。

日田市の大原八幡宮の御田植祭は、鎌倉時代から伝わる伝統の神事で、県の無形民俗文化財に指定されています。

神事は境内の一角を縄で仕切って田んぼに見立てて行われ、老人の面をつけた神職が「田植歌」を歌いながら、くわを使って水を引く様子を表現しました。

また、牛にすきを引かせて耕す様子がユーモラスなやりとりを入れて演じられると会場からは笑い声が起きていました。

そして、地元の園児6人が花笠をかぶった早乙女姿で、稲に見たてた細長い葉を並べて、ことしの豊作を祈りました。

早乙女役を務めた女の子は、「楽しかった。牛の演技が面白かった」と話していました。

JAおおいたによりますと、県内の田植えは早期米を除いて来月上旬から山間部で始まり、来月下旬から6月上旬にかけてピークを迎えます。