大阪から全国の温泉地へ“温泉ツーリズム推進協議会”発足

大阪観光局は、来年の大阪・関西万博などをきっかけにして、外国人観光客に全国各地の温泉に立ち寄ってもらうための協議会を別府市などと共同で設立しました。
今後、各地の温泉を紹介するウェブサイトを立ち上げるなどして、大阪から各地の温泉への人の流れを作っていきたいとしています。

10日、東京都内で発足式が行われたのは「温泉ツーリズム推進協議会」で、大阪観光局が中心となって、別府市や石川県加賀市など温泉街がある7つの市に呼びかけて共同で設立しました。

来年4月に開幕する大阪・関西万博などをきっかけにして、多くの外国人観光客が大阪を訪れることが見込まれるなか、協議会では、各地の温泉を英語で紹介するウェブサイトを立ち上げるほか、年に2回程度、温泉の魅力を発信するシンポジウムを開くなどして、大阪から各地の温泉への人の流れを作りたいとしています。

また、万博の会場に足湯を体験できるスペースを設ける計画も明らかにしました。

別府市の長野恭紘市長は、協議会の設立に合わせた記者会見で「別府市では、湯治の文化を生かして、健康や美容への温泉効果を『見える化』できるような取り組みを進めている。万博を通過点に温泉文化を発信し、海外の人にも『癒やし』を提供していきたい」と話していました。