造船技術の基礎学ぶ研修施設 新人造船マンの入所式 佐伯市

造船技術の基礎を学ぶ佐伯市の研修施設で、この春に就職した新人の造船マンの入所式が開かれ、およそ3か月の研修生活をスタートさせました。

佐伯市の大分地域造船技術センターは、造船技術を若い世代に伝承しようと関連企業と自治体が18年前に設立した施設で、これまでに430人の造船マンを輩出しています。

ことしは県内外の6つの造船会社に就職した14人が入所し、4日、入所式が開かれました。

式ではセンターの日高義信会長が「みずから学ぶ意欲を持って、造船マンとしての基本を身につけてほしい」と激励しました。

このあと、研修生代表の三浦彰太郎さんが「仲間とともに励まし合い、6月の修了式には成長した姿を見せられるよう頑張ります」と決意を述べました。

研修生たちは造船技術の基礎を学びながら、溶接やクレーン操作など8つの資格を取得する予定だということです。

大分市のホーバークラフト運航会社から入所した研修生は「ホーバーはこれからの大分の観光資源になりますので、そのためにもスキルアップを目指して頑張りたいです」と話していました。