県内 自分専用のスマホ所持している小学生 初めて3割超える

県が小学生を対象に行ったアンケート調査で、「自分専用のスマートフォンを所持している」と回答した児童が初めて3割を超えました。

大分県は毎年、県内の小学校に通う2年生と5年生を対象にインターネットの利用状況についてアンケートを行っていて、今年度もあわせておよそ500人に調査を行いました。

それによりますと、インターネットの利用率は昨年度よりも0.9ポイント増えて92.6%でした。

接続する機器は複数回答で、「ゲーム機」が72.2%、「スマートフォン」が70.4%、「テレビ」が70%、タブレット端末が44.7%などとなりました。

このうち、「自分専用のスマートフォンを所持している」と回答したのは3人に1人にあたる34.9%で初めて30%を超えました。

また平日に2時間以上利用している割合は5ポイント増えて36.5%となり、県は低年齢化と長時間化が進んでいるとみています。

利用しているサービスについて複数回答で尋ねたところ、最も多かったのが動画視聴で80%、ゲームが77.7%、音楽視聴が48.4%、情報検索が46.3%などとなりました。

一方、有害サイトへの接続を制限する「フィルタリング」の利用率は36.9%と前の年度を1.7ポイント下回りました。

県青少年課は有害な情報から子どもたちを守るためにも「フィルタリング」を利用し、インターネットの利用について親子で話し合い、ルールを決めるよう呼びかけています。