防災や子育て支援の機能を集約 公共施設が完成 記念式典

大分市の中心部に、防災や子育て支援の機能を集約した新たな公共施設が完成し、記念の式典が開かれました。

この施設は、大分市中心部の小学校の跡地に市がおよそ77億円をかけて整備したもので、23日は施設の完成を記念して式典が開かれました。

式典では、大分市の足立市長が「災害対応の拠点や市民の交流の場として、長く愛される施設になると期待しています」とあいさつし、関係者がテープカットをして施設の完成を祝いました。

施設は地上7階建てで、県内の119番通報を一括して受け付ける全国で初めての消防指令センターや、大分市の災害対策本部室など防災関連の部署が集約されています。

建物は免震構造で、津波や洪水による浸水に備えて非常用発電機が最上階に設けられるなど、市は大規模な災害のときにも対応が継続できるとしています。

また、遊具や授乳室を備えたこどもルームや、中高生用の学習スペースなども設けられ、子育て支援の拠点としても活用されます。

施設は来月1日にオープンします。