ホーバークラフトの発着場接触 原因は訓練生の速度出し過ぎ

21日、訓練中のホーバークラフトが、大分空港側の発着場のフェンスに接触したことについて、運航会社は訓練生が目安の速度を上回るスピードを出していたことが原因だったと説明しました。
そのうえでことし秋の就航に向けて訓練を継続する考えを示しました。

21日午後、国東市にある大分空港側の発着場で、上陸訓練を行っていたホーバークラフトの2番船「Banri」が、フェンスに接触しました。

これについて運航会社の「大分第一ホーバードライブ」は22日経緯を説明しました。

この中で会社側は、訓練生が発着場に上陸する際、目安の速度を上回るスピードを出していたため、上陸後に止まりきれなかったとしています。

また、訓練生などにけがはなく「Banri」の船体にも損傷がなかったことから、この船体を使った訓練は22日も行われているということです。

運航会社の小田典史社長は「訓練を繰り返して精度を上げていくしかない。安全に注意しながらことし秋の就航に向けて訓練を徹底していく」と話していました。

また佐藤知事は「県民の不安を取り除くべく、安全運航を第一にしっかりと取り組んでいただきたい」とコメントしています。