林業について現場で学んだ成果 高校生が関係者に発表 佐伯

佐伯市の林業について学んできた地元の高校生たちが、職場見学などを通じて感じたことなどを関係者の前で発表する会が開かれました。

佐伯市にある日本文理大学付属高校では、1年生が地元の林業について学び、地域への理解を深める取り組みを行っています。

15日は高校で学習の成果を発表する会が開かれ、地元の森林組合の職員や県の担当者など、林業に関わる10人が招かれました。

発表は30人余りの生徒が6つのグループに分かれて行い、この中では、▽職場見学で多くの女性が働いていることに驚いたことや、▽高性能の機械の導入が進み、安全性や効率性が高まっていることなど、実際に現場を見て深めた学びの成果をスライドを駆使しながら伝えていました。

そして、若者に林業への関心をもってもらうためには、仕事の内容だけでなく、休憩時間の職場の雰囲気などをSNSで広く発信することを提案していました。

森林組合の職員は「イメージが変わったとか、林業に興味を持ったという話が聞くことができてよかったです」と話していました。

発表した1年生の女子生徒は「木からさまざまなものが生み出せることが分かり、林業を知るいい機会になりました」と話していました。