警察装い架空の事件で“賠償金振り込め”は詐欺メール 注意を

警察を装って架空の事件を持ち出し、賠償金名目で現金を振り込ませようとする不審なメールが県内で相次いで確認されていることが警察への取材でわかりました。
警察は詐欺グループによるメールとみて注意を呼びかけています。

警察によりますと県内では先月下旬からパソコンやスマートフォンに「あなたのお子様は窃盗容疑で逮捕されました。被害者に300万円の賠償金を支払う必要があります」などというメールが送られてくる事例が相次いで確認されているということです。

いずれも、差出人の名義やメールの件名に「警察庁」と書かれていたほか、振込先には主に法人名義の金融機関の口座などが書かれていたということです。

メールアドレスは警察庁が実際に利用しているものではなく、メールの文章がつながっていないなど、日本語が不自然な点もあり、警察は詐欺グループによるメールとみていますが、いまのところ、県内では被害は確認されていないとしています。

警察は身に覚えのないメールや電話があっても家族や友人、それに警察に相談するなど冷静に対応するよう注意を呼びかけています。