再開発が進む大分市中心部 12階建てのホテル建設で起工式

再開発が進む大分市中心部に250余りの客室を備えた12階建てのホテルが建設されることになり、6日、工事の安全を祈る起工式が行われました。

ホテルは、東京に本社がある貸し会議室大手のティーケーピーが、大手ホテルチェーンとフランチャイズ契約を結んで、JR大分駅北口近くの大分市金池町に建設するものです。

6日は建設予定地で関係者およそ30人が出席して起工式が行われ、参加者がくわ入れなどをして工事の安全を祈りました。

ホテルは12階建てで、255の客室のほか、最上階には温泉の大浴場が設けられるということで、今月11日、工事に着工し、来年10月の開業を予定しています。

大分市出身のティーケーピーの河野貴輝社長は、「空きスペースを企業などに会議室として貸し出すという都心部で培ってきたビジネスを、大分でも展開できないかと考えていた。新しいホテルでは、大分トリニータのファンに何らかのサービスを提供したいし、マスコットのニータンの部屋も作りたい」と話していました。

大分市中心部では、JR大分駅前に2027年秋、商業施設や分譲住宅が入る地上27階建てのビルが完成する予定となっているなど、再開発が進められています。