児童が考案した献立の給食が小学校などで提供される 佐伯市

大分県佐伯市の児童たちが考案した献立の給食が、1日市内の小学校などで提供されました。

献立を考案したのは、佐伯市にある米水津小学校の5、6年生の児童です。

児童たちは去年4月から全国の病院などで食事を提供している企業から食育授業を受けてきました。

1日は地元で有機栽培されているレンコンをふんだんに使ったハンバーグと、具だくさんのスープが市内5つの学校給食で提供され、このうち献立を考えた米水津小学校の児童たちもうれしそうに味わっていました。

児童たちは授業では食材の栄養価や調理法を栄養士から学んできたほか、地元の農家や水産加工会社を見学するなどして地元の食材を使った献立づくりに取り組んだということです。

献立を考案した児童は「自分たちだけでなく、ほかの学校でも食べてもらえてうれしいです」と話していました。

食育授業を行った企業の立山菜摘さんは「市内の生産者と協力して取り組んできましたが、こうして実際に給食として提供されてよかったです。ほかの地域の子どもたちにも、食の大切さを学べる活動をしていきたい」と話していました。