佐伯市の保育所の給食に焼き魚を使った「ごまだしうどん」

子どもたちに地元で親しまれている魚の味に親しんでもらおうと、佐伯市の保育所の給食に焼き魚を使った郷土料理、「ごまだしうどん」が出され子どもたちが味わいました。

この取り組みは、子どもたちの魚離れを食い止めようと、佐伯市内の飲食店などでつくる「佐伯ごまだし暖簾会」が行いました。

「ごまだし」は、エソやアジなど市内の港で水揚げされる魚を焼いたあと、身を取り出し、ごまやしょうゆ、みりんを混ぜて味付けしたもので、地元の郷土料理として昔から親しまれています。

26日は、市内の6つの保育所で「ごまだし」を使った「ごまだしうどん」が出されました。

このうち、およそ100人の園児がいるつるおか保育所では、子どもたちが「暖簾会」のメンバーからごまだしの作り方などについて説明を聞いたあと、魚とごまの香りがこうばしい「ごまだしうどん」を味わいました。

こどもたちは、おいしそうにうどんをすすり、中にはおかわりをする子どももいました。

5歳の女の子は「初めて食べましたが、ゴマの味がしておいしかったです」と話していました。

「ごまだしうどん」は、来月にも市内の別の保育所の給食に提供される予定だということです。

暖簾会の小谷晃文事務局長は「ごまだしは魚の骨もなく、ゴマのいい香りがして、魚が苦手な子どもでも食べやすいと思うので、ぜひたくさん食べてほしいです」と話していました。