原木しいたけテーマの”サウナ”完成しお披露目 豊後大野市

「サウナのまち」として地域振興に取り組む大分県豊後大野市に、新たに地元特産の原木しいたけをテーマにしたサウナ施設が完成し、17日お披露目されました。

豊後大野市は大分県では珍しく温泉がない自治体であることを逆手にとって「サウナのまち」宣言を行い、地域振興に取り組んでいます。

新しいサウナは市内の宿泊施設が、地元の特産品である原木しいたけもいかして地域おこしを図ろうと施設の敷地内に建てました。

17日は体験入浴を兼ねたお披露目会が開かれ、宿泊施設の利用者やしいたけ農家などおよそ50人が参加しました。

サウナは、大分弁で「しいたけ」を意味する「なば」を冠して「なばサウナ」と名付けられ、屋根が茶色、壁が白で塗装され、しいたけをモチーフにしています。

さらに燃料に使う「まき」はしいたけ農家が原木として伐採するクヌギの廃材を買い取ったもので、とことんしいたけにこだわっています。

参加者たちはしいたけのかさをイメージしたサウナハットをかぶると、交代でサウナに入り、したたり落ちる汗を時々ぬぐいながらじっと暑さに耐えていました。

サウナを体験した7歳の女の子は「あたたかくて気持ちがいいです」と話していました。

宿泊施設の運営会社の江副雄貴代表取締役は「大分県に来てくれた人にぜひなばサウナに入ってもらうとともにしいたけのおいしさや栄養など魅力を存分に伝えたいです」と話していました。