県立高校職員 広報物にイラスト無断掲載 県が使用料支払い

別府市にある県立高校の職員が生徒向けの広報物を作成した際、インターネット上で見つけたイラストを無断で掲載したとして、県は15日、イラストの著作権を管理する会社に使用料など12万円余りを支払いました。

県教育委員会によりますと、別府市にある県立別府翔青高校の職員は、3年前、生徒や保護者に向けて発行する「教育相談だより」を作成した際、インターネットで検索して表示されたイラストを無断で掲載し、生徒に配布したほか、学校のホームページ上でも公開しました。

去年9月になってこのイラストの著作権を管理する東京都内の会社から著作権の侵害にあたるとして使用料などを請求され、県は、15日、使用料と賠償金あわせて12万5000円余りを支払ったということです。

県教育委員会は、各学校に対し、著作権について正しく理解し、権利の侵害をしないよう注意喚起するとともに、今後、教職員向けに再発防止に向けた研修を行うとしています。