将棋名人戦第4局 別府で5月 藤井聡太八冠が初防衛目指す

将棋の藤井聡太八冠が防衛を目指す八大タイトルの1つ「名人戦」の対局が、ことし5月に別府市で開催されることが決まりました。
将棋のタイトル戦が県内で開催されるのは11年ぶりで、地元からは喜びの声が聞かれました。

将棋の八大タイトルで最も古い400年以上の歴史を誇る「名人」は去年、藤井聡太八冠が史上最年少で獲得し、ことしは初防衛を目指します。

名人戦はことし4月以降、全国各地を会場に7番勝負で行われ、先に4勝した方がタイトルを獲得しますが、その第4局が別府市で開催されることが決まりました。

日程は5月18日と19日の2日間で、老舗の旅館として知られる「割烹旅館もみや」が会場となります。

別府市によりますと、将棋のタイトル戦が県内で開催されるのは日出町で2013年に行われた「名人戦」以来、11年ぶりで、別府市では初めてだということです。

市内に住む70代の男性は「藤井八冠が別府市に来るのはとてもうれしい。温泉でリフレッシュして、いい将棋を指してほしい」と話していました。

また、40代の女性は「別府を全国の将棋ファンに知ってもらういい機会だし、県内でも将棋熱が高まるきっかけになればいいと思う」と話していました。

別府市では、対局者が参加する前夜祭や、プロ棋士が対局を説明する「大盤解説会」を開くなどして、市をあげてタイトル戦を盛り上げていきたいとしています。