鶴見岳 火山性地震発生 噴火警戒レベル2に引き上げる可能性

気象庁は13日、大分県別府市の鶴見岳で揺れの大きな火山性地震が発生したと発表しました。
今後、火山の活動が高まった場合は、鶴見岳の噴火警戒レベルを火口周辺への立ち入り規制を示す「レベル2」に引き上げる可能性があるとしています。

福岡管区気象台によりますと、大分県別府市の鶴見岳で、午後8時52分と午後9時2分に、山体の浅いところを震源とする揺れの大きな火山性地震が発生したということです。

噴煙や地殻変動などには特段の変化はないということですが、気象台は、今後、揺れの大きな火山性地震がさらに増えるなど、火山の活動が高まった場合は噴火警戒レベルを活火山であることに留意する現在の「レベル1」から、火口周辺への立ち入り規制を示す「レベル2」に引き上げる可能性があるとして、今後の火山情報などに注意するよう呼びかけています。

また、鶴見岳と同じ火山群として気象庁が24時間体制で監視している伽藍岳の火山活動には特段の変化はないということです。

おととししの7月には伽藍岳で山体を震源とする火山性地震が多発し、一時、伽藍岳の噴火警戒レベルが「レベル2」に引き上げられました。