危険運転致死罪に変更の事件から3年 遺族「これからも闘う」

大分市の県道で時速194キロで車を運転し、対向車の男性を死亡させたとして当時19歳の会社員が危険運転致死罪に問われている事件は9日で発生から3年となります。
現場を訪れて花を手向けた遺族は、裁判員裁判に向けた準備が進められていることに関連し、「命が無駄にならなかったと弟に報告ができるようにこれからも闘っていきたい」と話していました。

3年前の2月、大分市の県道の交差点で当時19歳の会社員が時速194キロで車を運転して衝突事故を起こし、相手の車を運転していた小柳憲さん(当時50)が亡くなりました。

発生から3年となる9日、県外で暮らす小柳さんの姉の長文恵さんが現場を訪れて花を手向けました。

この会社員について大分地方検察庁は当初、過失運転致死罪で起訴しましたが、その後、遺族が厳罰を求めるおよそ3万人分の署名を提出し、検察の再捜査を経て、より刑の重い危険運転致死罪に変更されました。

現在、大分地方裁判所で裁判員裁判に向けて証拠や争点などを絞り込む「公判前整理手続き」が進められています。

長さんは「署名活動などいろいろ闘ってきたこの3年間は長かったですが、悲しみはまったく変わらず、あの日に戻ったような悲しい気持ちです」と話していました。

そのうえで「この事件が危険運転致死罪の判例にならないと、直線道路でどんなにスピードを出してもはみださなければいいということになります。勝ち取るものがあっても弟は帰ってきませんが、命が無駄にならなかったと弟に報告ができるようにこれからも闘っていきたい」と話していました。