大分の焼酎の魅力 海外に広め販路拡大へ 米ワシントンでPR

焼酎の魅力を海外に広めて販路を拡大しようと、大分県をはじめとする九州各地の酒造メーカーが、アメリカで開かれたPRイベントに参加しました。

このイベントは、焼酎の新たな販路を市場規模の大きいアメリカで切り開こうと、大分県と鹿児島県、熊本県、それに宮崎県が共同で先月下旬に開きました。

首都ワシントンにある日本大使館で開かれたイベントには、各県の酒造メーカーあわせて13社が参加し、大分県からは宇佐市の三和酒類と九重町の八鹿酒造が参加しました。

はじめに、会場に集まった現地の飲食店の関係者などに向けて焼酎が麦や芋などを原料にしていることや、さまざまな飲み物と組み合わせて楽しめることなどが紹介されました。

このあと、現地で活躍するバーテンダーがアレンジした、九州各地の焼酎にバナナやライムのフレーバーなどを組み合わせたカクテルがふるまわれ、評判は上々だったということです。

県内の酒造メーカーで作る組合によりますと、去年10月末の時点の本格焼酎の出荷量は、前の年の同じ時期よりも4パーセント減少し、背景には若者の酒離れや輸出量の伸び悩みなどがあるということです。

県と酒造メーカーは、今月下旬にニューヨークで開かれる別のイベントにも参加する予定で、大分が誇る焼酎の売り込みに引き続き取り組んでいきたいとしています。