精神疾患で昨年度休職の公立学校教員は64人 3年連続で増加

うつ病などの精神疾患で昨年度休職した県内の公立学校の教員は3年連続で増えて64人となりました。
職場の人間関係などに悩む教員が増えているということで、県教育委員会では職場復帰を支援するプログラムを活用して休職した教員を支援していきたいとしています。

文部科学省のまとめによりますと、昨年度、うつ病などの精神疾患で休職した大分県内の公立学校の教員は前の年度よりも12人増えて64人でした。

前の年度を上回るのは3年連続です。

内訳を見ると、小学校が27人、中学校が14人、高校が12人、特別支援学校が10人、義務教育学校が1人で、年代別では、50代が最も多く21人、次いで40代が18人、30代が13人などとなっています。

県教育委員会によりますと、教員からは学級経営の難しさや職場の人間関係に悩む声などがあがっているということです。

県教育委員会ではこうした悩みについての相談を受け付けるとともに、休職した教員に対しては精神科医による面接などを通じて職場復帰を支援していきたいとしています。