県制作の防災アプリ利用を! 大分市で動画の試写会

大分県が制作した防災アプリの利用を促そうと、大学生などが企画から携わった動画の試写会が、15日大分市で行われました。

試写会には、企画に携わった学生や県の職員などおよそ20人が参加しました。

大分県では2019年から「おおいた防災」アプリを運用していて、災害の際に避難情報など身の安全を守るための情報を提供しています。

動画はこのアプリの利用者をさらに増やそうと作られたもので、実写版とアニメ版の2種類あります。

このうちアニメ版では、祖母が住む地域に高齢者等避難の情報が出され、心配した女性がアプリで得た情報をもとに祖母に避難を呼びかける内容となっています。

試写会のあと、学生たちは、アプリの利用を促すためには、どういったセリフが効果的かなど意見を出し合っていました。

動画の企画に携わり、みずからもエキストラとして出演した大分大学経済学部2年の池田秀翔さんは「どうしたら若い人たちに響くかということを考えながら企画しました。動画を通じて防災に関心を持ってもらえれば」と話していました。

大分県防災対策企画課の後藤恒爾課長は「SNSで若い人にもこうした動画を見てもらうことで、防災意識の啓発につながると考えています」と話していました。

動画は、SNSなどで今月中にも公開される予定だということです。