大分市の明日香美容文化専門大学校で毛髪供養祭

美容師を目指す専門学校生が実習で使った髪の毛に感謝する「毛髪供養祭」が15日、大分市の専門学校で行われました。

大分市にある明日香美容文化専門大学校では、髪の毛を植え付けた実習用のマネキンを学生1人あたり年間およそ50体使っていて、毎年、髪の毛に感謝の気持ちを表し、さらなる技術向上を願う「毛髪供養祭」を行っています。

15日は学生や教員などおよそ120人が参加し、初めに学生たちは授業でマネキンから切り落とした毛髪とともに、自分の頭から抜いた髪の毛1本を祭壇に供えました。

そして田中由視理事長が「私たちの技術向上に大いに貢献していただいた毛髪に対し、心から感謝の誠をささげます」と述べたあと、学生の代表2人が玉串をささげ、髪の毛を供養しました。

2年生の学生は来月上旬美容師の国家試験に臨むということです。

2年生の花宮逸綺さんは「きょうは自分たちが使ってきた髪の毛に感謝の気持ちを込めました。将来は大分でいちばんの美容師になりたいです」と話していました。