乾しいたけの産地 佐伯市 園児と保護者がしいたけ収穫を体験
地元特産の乾しいたけの地産地消を進めようと、佐伯市の保育園児と保護者が11日、しいたけの収穫を体験しました。
収穫体験は県が行ったもので、佐伯市の保育園児と保護者、合わせて20人余りが参加しました。
はじめに参加者は、県の職員や農家の男性からしいたけの育て方や収穫のこつなどについて教わると、およそ30アールの「ほだ場」に入り、収穫に挑戦しました。
園児たちは立てかけられたほだ木の中から大きく成長したしいたけを見つけると、うれしそうにもぎ取って次々と袋に詰めていきました。
また、収穫したしいたけを友達どうしで見せ合ったり、大きさを比べ合ったりしていました。
収穫を体験した6歳の女の子は「しいたけを取るのは簡単で楽しかったです。塩をかけて食べようかな」と話していました。
収穫したしいたけは子どもたちにプレゼントされたほか、保護者が収穫した分は、保育園で乾燥させたあと、給食で提供される予定だということです。
しいたけ農家の神崎雅且さんは「好きな料理に入れたりして少しずつでも食べてほしい。しいたけを作る楽しさとおいしさを子どもたちに伝えていきたい」と話していました。