“被災者に温かい食事を”大分から能登町にキッチンカーを派遣

能登半島地震で被災した人に温かいごはんを食べてほしいと、コープおおいたがキッチンカーを派遣することになり、石川県能登町に向け出発しました。

11日は、大分市にあるコープおおいたの本部で、職員などが現地で提供する予定の大分名物の鶏飯のほか、中華丼や牛丼、それにみそ汁など、およそ1200食分の食材などをキッチンカーなどに積み込んでいきました。

キッチンカーの派遣は、被災地で支援活動を行っている日田市のNPO法人を介して、能登町からの要請を受けて行うものです。

コープおおいたでは、これまでも災害の被災地で炊き出しの支援を行ってきましたが、食品の品質管理などのため去年10月、冷蔵庫やガスコンロなどを備えたキッチンカーを導入したということで、被災地に出向くのは今回が初めてです。

積み込みが終わると、キッチンカーなど3台の車に職員6人が乗り、能登町に向けて出発しました。

キッチンカーは12日午後には能登町に到着する見込みで、その後、今月18日まで町内の避難所を回って、避難している人に炊き出しを行うということです。

コープおおいたの青木博範理事長は「できるだけ早く現地に出向いて、1日でも長く、1人でも多くの被災者に温かいごはんを提供したい」と話していました。