「ダイハツ九州」工場が稼働停止 運送会社「仕事の9割ない」

自動車メーカーのダイハツ工業が不正に国の認証を取得していた問題で、大分県中津市にある子会社「ダイハツ九州」では、25日から工場の稼働を停止しました。
この影響で取り引きのある運送会社では、仕事の9割ほどがなくなる厳しい状況に立たされています。

中津市内にある運送会社では、ダイハツ九州の工場に部品などを運ぶ仕事が業務全体の9割ほどを占めていますが、25日から工場の稼働が停止したことに伴ってドライバーの仕事がほとんどなくなってしまったということです。

ダイハツ九州の仕事をとりまとめている従業員の男性は「早めの年末休みを取ってもらった人もいるほか、出勤しているドライバーには運送以外の事務などの仕事をお願いしている状態です。年明け以降も見通しは立たず、早く元の状況に戻ることを願うしかありません」と話していました。

大分県は、ダイハツ工業が生産や出荷を停止したことを受けて、県内にある取引先の中小企業などを対象に資金繰りや経営についての相談窓口を設置しました。

電話番号は資金繰りなど金融に関する相談が097・506・3226。

経営に関する相談が097・506・3223です。

相談は28日の午前9時から午後5時まで受け付け、年末年始の休みを挟んで年明け4日から再開します。