大分県内のコメの作況指数 平年並みの「101」

大分県のことしのコメの作柄は日照不足の影響でもみ数が少なくなったものの、9月以降は天候にめぐまれたことから、作況指数は「平年並み」の「101」となりました。

九州農政局によりますと、県内ではことし、去年に比べて600ヘクタール少ない1万8300ヘクタールでコメが栽培されました。ことしは茎の数が増える6月下旬以降、日照不足が影響し、穂数ともみ数が少なくなったものの、9月以降はおおむね天候に恵まれ、実がよく成熟したということです。

このため田んぼ1平方メートルあたりの穂数は平年と比べて1割少なくなったということですが、1つの穂あたりのもみの数は九州で最も多くなりました。

この結果、大分県のことしのコメの収穫量は8万9900トンと、去年に比べて3300トン減少したものの、作況指数は「平年並み」にあたる「101」となりました。

県内の地域別の作況指数は、南部が「103」でやや良、北部が「101」、湾岸が「100」、日田が「99」と3つの地域はいずれも「平年並み」でした。