県産しいたけを給食に 学校の栄養士など対象に料理教室 佐伯

県産の乾しいたけを子どもたちにも給食でおいしく食べてもらおうと、学校の栄養士などを対象にした料理教室が佐伯市で開かれました。

この料理教室は地元産の乾しいたけの地産地消を進めようと、佐伯市のしいたけ生産者などでつくる団体が企画し、市内の学校で給食を調理する栄養士など8人が参加しました。

講師を務めたのは、県が主催するしいたけ料理のコンクールで優勝経験を持つ国東市出身の料理家、田中みどりさんで、参加した栄養士たちは、田中さんから子どもたちが苦手なしいたけ独特の香りを抑えるため細かく切り刻んで使うことや、甘めの味付けにするといったポイントを教わりました。

そして、乾しいたけに豚肉とニラを合わせたそぼろ丼や、トマトなどの野菜と煮込んだボルシチなど、7品の料理を作りあげると、それぞれの味を確かめていました。

参加した栄養士の女性は「給食に出したことのないメニューが多く、参考になりました」と話していました。

主催した佐伯市椎茸生産組合連絡協議会の市川今朝男会長は「小さい時からしいたけの味になじんで、大人になっても食べ続けてもらえたらうれしいです」と話していました。