大分市 佐賀関港でまた砲弾発見か 海上自衛隊が確認作業へ

先月、海底から旧陸軍の砲弾が見つかった大分市の佐賀関港で、14日、新たに爆発物のようなものが見つかりました。
今回も砲弾の可能性があるとして、15日、海上自衛隊による確認作業が行われます。

大分海上保安部によりますと、14日午前8時半ごろ、大分市の佐賀関港の防波堤から北におよそ400メートル沖合の海底で、作業をしていた潜水士が爆発物らしいものを見つけたということです。

見つかったのは、長さおよそ35センチ、直径およそ15センチの円柱形のもので、全部で6つあったということです。

海上保安部によりますと、表面にはフジツボなどが付着しているため、見つかったものが何か判別できなかったということですが、この現場から30メートルほど離れた海底では先月21日、旧陸軍の砲弾2発が見つかっていて、形状や大きさはこれに類似しているということです。

このため、海上保安部は今回も砲弾の可能性があるとして、海上自衛隊に確認を依頼したということです。

確認作業は15日午前7時ごろから行われますが、現場が沖合にあり、爆発する危険性が低いことから住民などの避難は予定していないということです。

また、佐賀関港に発着する大分市と愛媛県伊方町を結ぶ「国道九四フェリー」は、通常どおり運航する予定です。