宇佐神宮で縁起物の破魔矢づくり 初詣の参拝者迎える準備進む

毎年、正月三が日に県内外から多くの人が初詣に訪れる宇佐市の宇佐神宮では、縁起物の破魔矢づくりが最盛期を迎えています。

全国八幡宮の総本社として知られる宇佐神宮では、来年の初詣に向けて参拝者を迎えるための準備が本格化しています。

7日は、参道沿いにある儀式殿で3人のみこたちが縁起物の破魔矢づくりに追われていました。

みこたちは、紅白に彩られた矢に、来年のえとにちなんだ竜が描かれた絵馬や、つばきの花飾りなどをていねいに取り付け、破魔矢を完成させていました。

破魔矢づくりは今月下旬まで続き、ことしも例年と同じ1万本あまりを準備するということです。

作業を担当したみこの1人は「皆様が幸せに過ごせるよう、思いを込めて作りました。新型コロナも収束しつつあるので、来年はたつ年ということで、勢いにのった年になると良いと思います」と話していました。

宇佐神宮では、来年の正月三が日の参拝者はコロナ禍前と同じおよそ50万人と見込んでいるということです。