サポート詐欺 「010」から始まる国際電話番号使う手口急増

「パソコンがウイルスに感染した」とうその話を持ちかけ、電子マネーをだまし取るサポート詐欺。
全国で被害が急増する中、県内ではここ数ヶ月で、「010」から始まる国際電話の番号を相手に通知する手口が相次ぎ、警察が注意を呼びかけています。

パソコン画面に「ウイルスに感染した」といったうその警告画面を表示させ、電子マネーや現金をだまし取るサポート詐欺はことし6月までの半年間で全国で1214件の被害が確認されています。

警察によりますとサポート詐欺では「050」から始まるIP電話が悪用される事例が多く確認されていますが、県内ではここ数ヶ月で、「010」から始まる国際電話の番号を相手に通知する手口が急増しているということです。

今月1日には、大分市の75歳の男性がおよそ12万円分の電子マネーをだまし取られる被害に遭いましたが、画面に表示された問い合わせ先は「010」から始まる国際電話の番号だったということです。

「050」から始まるIP電話が悪用される詐欺をめぐっては総務省が来年4月に省令を施行して、IP電話の契約時には本人確認を義務づける方針を示しています。

警察はこうした対策強化を受けて詐欺グループが「010」から始まる国際電話の番号を通知する手口に切り替えている可能性があるとみて注意を呼びかけています。