大分市の卸売市場で県産いちごの旬入り宣言 

クリスマスから年末年始にかけて特に需要が高まる大分県産のいちごの旬入り宣言が、28日朝、大分市の卸売市場で行われました。

大分市公設地方卸売市場には、大分県が独自に開発した甘い香りと鮮やかな色が特徴の「ベリーツ」をはじめ、「さがほのか」や「ゆふおとめ」など県内産のいちご、991キロが運び込まれました。

競りの前に、生産者でつくる県いちご販売強化対策協議会の樋口勝典会長が、「クリスマスを前にいちごは本格的な需要期を迎え、味や品質、数量ともに充実し、本格出荷が始まります」と述べ旬入りを宣言しました。

このあと、競り人の威勢のよい声が響く中、いちごが次々と競りにかけられ、1箱12個入りのベリーツが23万円と過去最高値で競り落とされました。

樋口会長は、「これから味や色、香りがどんどんよくなっていきます。クリスマスにはいちごで食卓を彩って華やかにしてほしいです」と話していました。

県内産のいちごは、クリスマスケーキ用や年末年始の贈り物として主に県内で販売されるほか、関西や中国地方などにも出荷されるということです。