盗撮行為で2人の中学校男性教員を懲戒免職 県教委

大分県教育委員会は盗撮行為により、別々の中学校に勤める2人の男性教員を懲戒免職にしたと発表しました。
1人は10代女性のスカートの中をスマートフォンで盗撮し、もう1人は中学校の女子更衣室に小型カメラを設置していたということです。

懲戒免職になったのは、大分市立の中学校に勤める38歳の教諭と、県内の公立中学校に勤める20代の臨時講師です。

このうち38歳の教諭は先月、10代の女性のスカートの中にスマートフォンを差し向け、下着などを撮影した疑いで今月18日に逮捕され、その後、送検されました。

警察によりますと教諭は容疑を認めていて、県教育委員会の聞き取りに対しても「生徒を裏切ってしまった。非常に申し訳ない」と話しているということです。

また、20代の臨時講師はことし7月、勤務する中学校の女子更衣室に小型カメラを複数回設置して盗撮していたということです。

県教育委員会の聞き取りに対し、盗撮行為を認めたうえで「身勝手な行動で信頼を損ねてしまった」と話しているということです。

県教育委員会は今後、刑事告発することを検討しているということです。

処分はいずれも24日付けで、盗撮などによる教職員の懲戒免職は今年度これで3人目です。

県教育委員会の渡辺登教育次長は「あってはならない行為で大変遺憾だ。再発防止策を徹底する」と謝罪しました。