中津市民病院のサーバーがサイバー攻撃を受けウイルスに感染

中津市の病院のサーバーが外部からサイバー攻撃を受けてウイルスに感染したことがわかりました。
市は現時点で情報の漏えいは確認されていないとしています。

中津市によりますと身代金要求型のウイルス、「ランサムウェア」に感染したのは、中津市民病院が使うサーバーで、今月13日に被害が確認されました。

職員が病院の財務会計を扱うシステムが正常に起動しないことに気づいたことがきっかけで判明したということです。

このサイバー攻撃で、病院と取り引きのある業者の会社名や住所、それに口座などの情報が暗号化され、使えない状態になりましたが、市は現時点で情報の漏えいは確認されていないとしています。

また、異常のあった財務会計システムは専用の回線が使われていたため、病院内のほかのシステムに影響はなく、診療業務に支障は出ていないということです。

先月、この病院でサーバーを保守するための回線を変更した際に生じたぜい弱性が狙われたとみられ、市では引き続き調査を進めるとともに再発防止の徹底に取り組む方針です。