県内のガソリン価格 3週連続で値下がり 今後は値上がりか

今週の県内のガソリン価格は1リットルあたり180.7円と3週連続で値下がりしましたが、高値水準が続いています。
一方で、全国平均は政府の補助金の支給額が減ったことなどから値上がりし、今後、県内でも値上がりが予想されています。

国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、今月13日時点の県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は、先週よりも0.3円値下がりして180.7円でした。

県内のガソリン価格の値下がりは3週連続です。

一方で、全国平均は1リットルあたり173.5円となり、先週より0.1円値上がりしました。

これは、中国や欧米の景気が減速するという懸念から原油価格が下がり、政府による補助金の支給額が減ったことが主な要因です。

ただ、円安の進行などによって原油の調達コストは依然高く、補助金への依存が続いています。

今後の見通しについて、石油情報センターは「原油価格の下落傾向が続いているため、補助金の支給額が減り全国平均が値上がりした。今後、大分県でも値上がりが予想される」としています。

また、暖房に欠かせない灯油の店頭価格は、県内では18リットルあたり2159円でした。

これは去年の同じ時期に比べ32円値上がりしています。