姫島村と国東市結ぶ 姫島村営フェリー 新しい船の進水式

姫島村と国東市を結ぶ姫島村営フェリーに新しい船が導入されることになり、10日、佐伯市の造船所で船の進水式が行われました。

姫島村営フェリーは、姫島村と国東市の伊美港の間を2隻の船で1日に12往復、運航しています。

このうち「第一姫島丸」が老朽化したことから、村では新しい船を導入することになり、佐伯市の造船所で建造が進められています。

10日は造船所で第一姫島丸の進水式が行われ、姫島村の藤本昭夫村長など関係者20人余りが出席しました。

そして安全を願う神事などが行われたあと、合図とともに船がゆっくりと海に入っていきました。

新しい第一姫島丸は、全長46メートル、総トン数が199トンと大きさはこれまでと同じですが、高齢者などが使いやすいよう、船内にはスロープや車いすにも対応できる昇降機などが新たに設置されます。

新しい第一姫島丸は来年3月末ごろに完成予定で、村では早ければ来年4月から運用したいとしています。

姫島村の藤本村長は「とても感動しました。造船所の優れた技術で、皆さんに愛される船が完成することを期待しています」と話していました。