大分 別府市 ペット同伴が可能 専用避難所を新たに指定

別府市は、災害が起きた際にペットと飼い主が避難所で一緒に過ごすことができるよう専用の避難所を新たに指定しました。

別府市ではこれまで災害時の避難所にペットを受け入れることはほかの避難者とのトラブルにつながるおそれがあるとして認めてきませんでした。

しかし、市民から、「家族であるペットと一緒に避難したい」という要望が多く寄せられたことから、市内の「野口ふれあい交流センター」の体育館を、新たにペットを同伴できる避難所に指定しました。

災害が起きた際には避難所内に2メートル四方のテントで25の区画が設けられ、避難した飼い主とペットはその中であれば一緒に過ごすことができます。

ペットを持ち運ぶ際や避難所内で過ごす間はケージに入れることが求められ、エサや水など必要な物資は飼い主が用意する必要があります。

また、過剰にほえたり鳴いたりしないようしつけておくことが求められるということです。

市の防災危機管理課は「これまでペットがいることで避難をちゅうちょする市民もいたかもしれないが、今後は危険が差し迫る前に迷わず避難してほしい」とコメントしています。