高校生が考案 地元の食材使ったおにぎりやパンのコンテスト

県内の高校生がニラやかぼすといった地元の食材を使って考案したおにぎりやパンのコンテストが大分市で行われました。

このコンテストは若い世代に県産の農林水産物に親しんでもらうとともに、地産地消への関心を高めてもらおうと大分県が大手コンビニエンスストアのローソンなどと連携して毎年開いています。

コンテストはおにぎりとパンの部門に分かれて行われ、7日は252点の応募の中から、最終審査に残ったそれぞれ7点の審査が行われました。

このうち、稲葉学園高校のチームが考案したおにぎりは、風味の強いクロメと味噌や山椒を使って、栄養価が高く香りも楽しめるものとなっています。

大分上野丘高校のチームが考案したおにぎりは、大分の郷土料理「ニラ豚」をごはんに混ぜたもので、スタミナが付きそうな1品です。

また、東九州龍谷高校の栗山茉希さんは、大分の郷土料理「とり天」とタルタルソースを組み合わせたとり天サンドを考案しました。

大分西高校のチームのパンは、UFO型と遊び心のある形のパンの中に、サツマイモでつくったあんとクリームチーズが入っています。

審査員は、おにぎりやパンに込めた高校生たちの思いを聞きながら、試食をして審査していました。

審査の結果、最優秀賞には、おにぎりの部では東九州龍谷高校の増山真央さんが考案した県産の大葉やゆずを使ったおにぎりが、ベーカリーの部では、宇佐産業科学高校の安部綺音さんと岩野瑚雪さんが考案した柚子やココアを使ったメロンパンがそれぞれ選ばれました。

おにぎり部門の最優秀賞に選ばれた増山さんは、「父に一日頑張ってほしいという気持ちで作りました。みなさんにも食べてもらい、一日頑張るぞという気持ちになってほしい」と話していました。

最優秀賞に選ばれたおにぎりとパンは、来年2月から県内のローソンの店頭で、期間限定で販売されるということです。