新型コロナワクチン接種後死亡した50代女性に一時金支給決定

新型コロナウイルスのワクチンを接種した翌日に亡くなった県内の50代の女性について、国は、接種が原因で死亡した可能性が否定できないと認定し、救済制度に基づく死亡一時金を支給することを決めました。

新型コロナのワクチン接種をめぐっては、副反応が原因で死亡したり、障害が残ったりした場合、予防接種法に基づく健康被害の救済対象となり、接種との因果関係が否定できないと国が認定した場合、死亡一時金や医療費などが支給されます。

「おおいた市民オンブズマン」によりますと、おととし、県内の50代の女性が医療機関でワクチンを接種したあと体調が急変して翌日に死亡し、遺族が自治体を通じて国に救済を求める申請を出していました。

これについて、国は接種が原因で死亡した可能性が否定できないと認定し、6日、自治体を通じて遺族に通知があったということです。

遺族には制度に基づいて死亡一時金と葬祭料あわせて4400万円余りが支給されます。

県によりますと、これまで県内では死亡一時金の申請が21件あり、このうち6日までに6件が認定されたということです。