食中毒と断定「ペッパーランチ」の大分の店を営業停止処分

外食チェーン「ペッパーランチ」の大分市内の店舗の利用者が「O157」に感染したことが確認された問題で、保健所は、この店で提供された料理が原因の食中毒と断定し、1日から2日間、営業停止処分にしました。

先月14日から22日にかけて外食チェーン「ペッパーランチ」でハンバーグを食べた客が相次いで下痢やおう吐などの体調不良を訴え、その後、全国の店舗でハンバーグが入っているメニューの販売が、休止されています。

大分市では、「パークプレイス大分店」で食事をした児童と幼児あわせて3人が腸管出血性大腸菌O157に感染していることが確認され、保健所が関連を調べたところ、同じ店で食事をした20代の男性2人も腹痛などを訴えていたことがわかりました。

こうしたことから、保健所は、店で提供された料理が原因の食中毒と断定し、1日から2日間の営業停止処分としました。

保健所によりますと、肉料理の加熱が不十分だったことが原因とみられるということで、店に対し、調理の際は十分に加熱するとともに調理場の消毒を徹底するよう指導を行うとしています。

「ペッパーランチ」を運営する「ホットパレット」は、「発症されたお客様とご家族の皆さまに心よりおわび申し上げます。事態を厳粛かつ重大に受け止め、原因の特定に取り組むとともに、調理マニュアルの再点検などいっそうの衛生管理に取り組んでまいります」としています。