土木コース新設の高校に建設会社が測量機器寄贈 豊後大野市

建設業界で人手不足が深刻な課題となる中、豊後大野市の高校では来年度から建設や土木を学ぶコースが新設されることになり、地元の建設会社が測量機器を寄贈しました。

将来の建設業の担い手を育成しようと豊後大野市の三重総合高校では、来年度から建設や土木を専門的に学ぶ「環境土木コース」が新設されます。

これを受けて、地元の建設会社が測量機器2台を寄贈することになり、30日、学校で記念式典が開かれました。

寄贈されたのは高校にある従来の測量機器よりも新しい型で、高校では新年度を待たずに授業で活用したいとしています。

建設業の人材育成をめぐっては、大分市の大分工業高校でも来年度から土木科の定員が40人増える予定です。

2年生の中島壱吹さんは「最新の機器を使えるのはとてもありがたいです。専門的な知識や技能を身につけた状態で就職し、地元に貢献したいです」と話していました。

測量機器を寄贈した「友岡組」の友岡誠一社長は「地域の建設業を支える人材を地元で育てたいと思っている。ぜひ有益に活用してほしい」と話していました。