佐伯市の幹部職員 酒気帯び運転の疑いで検挙され懲戒免職

酒を飲んだあとに車を運転し、酒気帯び運転の疑いで検挙された佐伯市の58歳の幹部職員について、市は27日付けで懲戒免職にしました。

懲戒免職の処分を受けたのは佐伯市農業委員会事務局長の58歳の男性職員です。

市によりますと、職員は今月21日、大分市内のコンビニと自販機で酒を購入して飲んだあと、車で東九州自動車道を走行したということです。

途中で眠気を感じたため、路肩に車を止めて休憩していたところをパトロール中の警察官が見つけ、アルコール検査を受けたところ基準を超えるアルコールが検出され、酒気帯び運転の疑いで検挙されたということです。

今月24日に本人から申告があり、聞き取り調査を行ったところ「県外に住む子どもに会える高揚感からつい飲んでしまった。市民、職場の皆様に迷惑をかけ反省している」と話したということです。

佐伯市では基準を超えたアルコールが検出されて警察などに検挙された場合、懲戒免職の対象としています。

武田晴美副市長は「飲酒運転撲滅に向けて取り組んでいたにもかかわらず今回の事案が発生したことは誠に遺憾です。今後は服務規律順守の取り組みを徹底し、職員一丸となって市民の皆様の信頼回復に努めてまいります」と話していました。