「タデ原湿原」のススキ見頃に 来月上旬ごろまで 九重町

秋の深まりとともに、九重町の「タデ原湿原」ではススキが見頃を迎え、大勢の観光客でにぎわっています。

「タデ原湿原」は、くじゅう連山のふもと、標高およそ1000メートルに広がる湿原で、希少な動植物を育む国際的にも重要な環境だとしてラムサール条約に登録されています。

この時期は、秋の七草のひとつ、ススキが約38ヘクタールある湿原を覆い尽くすように生い茂り、見頃を迎えています。

湿原にはおよそ1.5キロにわたって遊歩道が整備されていて、ススキを間近で楽しむことができます。

23日も県内外から大勢の観光客が訪れ、遊歩道を散策しながら澄み切った青空と黄金色のススキが織りなす秋の美しさを写真に収めていました。

岐阜県から訪れた50代の女性は「夏にも来ましたが、秋はススキが広がるすてきな景色が見られて最高です」と話していました。

「タデ原湿原」のススキは、来月上旬ごろまで楽しめるということです。