雷部屋の力士たちと市民が交流 親方の出身地宇佐市

大相撲の元小結・垣添が親方を務める雷部屋の力士たちが市民と交流するイベントが21日、親方の出身地の大分県宇佐市で開かれました。

雷部屋は、大相撲九州場所を前に今月19日から28日までの予定で雷親方の出身地の宇佐市で合宿を行っています。

これにあわせておととい市民と部屋の力士たちが交流するイベントが開かれ、会場の宇佐市総合運動場の相撲場には大勢の相撲ファンが集まりました。

イベントの呼び物である力士との合同稽古には市内外から50人余りの小中学生が参加し、子どもたちはしこを踏んだりすり足をしたりして入念に体を温めると、ぶつかり稽古に臨みました。

子どもたちは力士たちの大きな体にひるむことなくぶつかると、こん身の力を込めて土俵の外に押し出していました。

イベントではこのほか力士への質問コーナーも設けられ、子どもから「どうすれば体が大きくなりますか」と質問されると、力士が「食事の時はごはんをどんぶりで3杯食べています」などと答えていました。

稽古に参加した中学生は「力士はびっくりするほど重たくて壁かと思いました」と話していました。

また、家族で訪れた男性は「稽古は初めて見ましたがとても迫力がありました。また見に来たいです」と話しました。

雷親方は「宇佐で相撲を始めて強くさせてもらったので相撲で恩返ししたい思いでイベントを開きました。皆さんに相撲を身近に感じてもらえてうれしいです」と話していました。