県がオミクロン株対応のワクチン約27万回分を廃棄へ

新型コロナのワクチン接種がオミクロン株の派生型に対応したものになることを受け、県はオミクロン株などに対応してきたおよそ27万回分のワクチンを廃棄すると発表しました。

新型コロナのワクチン接種をめぐっては、先月20日からオミクロン株の1種、「XBB.1.5」に」対応した新しいワクチンの使用が始まっています。

国はこれまで使われてきたワクチンの廃棄を各自治体に指示し、県でもおよそ27万回分のワクチンを廃棄すると発表しました。

うちわけは、従来株に対応したファイザーのワクチンがおよそ14万1400回分、オミクロン株に対応した2価ワクチンについてはファイザーから購入したおよそ11万2500回分と、モデルナから購入したおよそ1万5300回分です。

これは国から配給されたワクチンのうち、7%あまりにあたるということで、今後は県内の各市町村が医療廃棄物として廃棄していくということです。

県ワクチン接種推進班は、「ワクチンは国の指示に基づいて安全に処理をしていく。今後は新しいワクチンを有効に使っていきたい」と話しています。