交通安全テーマに動画コンテスト 大分県内の高校生制作

交通安全をテーマに県内の高校生が制作した動画のコンテストが行われ、自転車に乗る際ヘルメットを正しく着用することの大切さを表現した作品がグランプリを受賞しました。

このコンテストは、交通安全への意識を高めてもらおうと、大分県警察本部が県内の高校生から動画を募集したものです。

県内の15校から32作品が応募され、13日は県庁で、入賞作品が発表されました。

このうち、グランプリに輝いたのは大分舞鶴高校のグループが制作した動画で、自転車に乗る高校生2人が衝突する事故を再現しました。

この中で、ヘルメットを正しく着用するかどうかでけがの程度に大きな差が出るとして、日ごろからヘルメットを正しく着用する大切さを呼びかけています。

この作品は、ヘルメットのあごひもの重要性をわかりやすく表現していた点や、ナレーションも聞きやすかった点などが評価されたということです。

また、準グランプリには、大分高専のグループが制作した動画が選ばれ、ヘルメットの未着用や無灯火、それに信号無視などといった走行中の危険な行為を再現し、ルールを守ることの大切さを歌にあわせて紹介しています。

警察によりますと、グランプリと準グランプリを含む7つの入賞作品は、JR大分駅付近で流されるほか、ことし12月にはテレビのCMでも放送される予定だということです。

グランプリを獲得した大分舞鶴高校2年生の阿部太葵さんは、「まさか自分たちが取るとは思っていなかったので、びっくりしました。学生も大人も自転車走行中にヘルメットを着用することは大切なので、できるだけ多くの人に着用するきっかけとなればうれしいです」と話していました。