社会福祉協議会の利用者メールアドレスがネットに流出 日出町

日出町社会福祉協議会は、利用していたレンタルサーバーがサイバー攻撃を受け、その際に盗み取られたとみられるメールアドレス480件余りがインターネット上に流出していたことを明らかにしました。

日出町社会福祉協議会によりますと、先月20日、県警察本部から「利用者のメールアドレスのリストがインターネットの掲示板で公開されている可能性がある」という連絡があったということです。

協議会やサーバーの運営会社が調べたところ、ホームページの運営やメールの送受信などに使っていたレンタルサーバーがサイバー攻撃を受けていたことが分かり、その際、メールアドレスが盗み取られたおそれがあるということです。

掲示板で見られる状態になっていたメールアドレスは484件で、社会福祉協議会が行う事業の利用者のアドレスが含まれている可能性があるとしています。

その後、メールアドレスは掲示板から削除され、現時点で被害は確認されていないということです。

ただ、偽サイトに誘導してIDやパスワードを入力させる「フィッシング詐欺」などに悪用されるおそれが今後もあるとして、社会福祉協議会はおわびのメールを送るとともに、不審なメールへの注意を呼びかけています。

日出町社会福祉協議会は「今後、このような事態が生じないようしっかりと対策を講じるとともに、外部の専門業者を活用するなどしてサーバーの適切な管理に取り組みたい」としています。