ミャンマー出身エンジニアが高校生に設計技術教える 大分市 

ミャンマー出身で県内で働く2人のエンジニアが、高校生を対象に最新の設計技術について教える出前授業が大分市の高校で行われました。

出前授業を行ったのは、ミャンマーの大学を卒業後、去年から宇佐市の建設コンサルタント会社で正社員として働いている女性エンジニア2人です。

2人は大分市の大分工業高校を訪れ、土木科の3年生に「3次元CADシステム」というコンピューターを用いて立体的に設計ができる技術について授業を行いました。

この技術では、ドローンで空撮した写真や映像をコンピューターに落とし込むことができるため、災害が発生した箇所の復旧工事や橋や道路などの設計・建設作業に幅広く活用されています。

2人は流ちょうな日本語でシステムの説明を行ったり、パソコンを使って実技を行ったりして授業を進め、生徒たちは興味深そうな様子で授業を受けていました。

授業を受けた嶋田美咲さんは、「難しいテーマでしたがわかりやすく教えてもらいました。防災などに生かせると思うのでこれからもしっかりと勉強したいです」と話していました。

授業を行ったタン・タン・ニェインさんは、「高校生たちはとても頭がよく教えたことをすぐに理解してくれました。授業をした意義があると思います」と話していました。