最大級のクルーズ船「MSCベリッシマ」別府国際観光港に入港

日本に寄港するクルーズ船としては最大級の船が、22日朝、別府市の港に入港し船内で歓迎のセレモニーが行われました。

別府市の別府国際観光港に入港したのは、外国船籍のクルーズ船、「MSCベリッシマ」です。

この船は全長が315メートル、乗客の定員が5500人余りと日本に発着するクルーズ船としては最大級だということです。

「MSCベリッシマ」は、先月18日、台風7号の影響で急きょ別府国際観光港に入ったことがありましたが、今回は日本や韓国をまわるツアーの経由地の1つとして別府港に入りました。

船内では歓迎のセレモニーが行われ、県の渡辺修武観光局長が「寄港された皆さんには大分県のグルメや自然、文化、そして日本一の温泉を楽しんでいただきたいです」と挨拶したあと、記念のプレートを船長に手渡しました。

別府国際観光港では、ことし3月から海外のクルーズ船の受け入れが再開されていて、別府市によりますと、22日の時点で今年度は35回の寄港が予定されているということです。

「大分県国際観光船誘致促進協議会」の後藤寛和さんは「別府を訪れた人たちが行きたい場所にスムーズにいけるよう、案内を充実させてきたい」と話していました。

「MSCベリッシマ」は22日夜11時、次の寄港地の山口県下関市に向けて出港します。