知事 日米共同訓練でオスプレイ「安全飛行に万全の措置を」

アメリカ海兵隊の輸送機、オスプレイが大分空港に緊急着陸したことをめぐり、大分県の佐藤知事は、来月、県内で行われる日米共同訓練でオスプレイの参加が計画されていることについて、「住民が不安に思わないようしっかりと対応してほしい」と述べ、安全飛行に万全の措置をとるよう求めました。

沖縄・普天間基地所属のアメリカ海兵隊の輸送機、オスプレイは、今月16日の夕方、コックピットの警告表示が出たためとして国東市にある大分空港に緊急着陸しました。

この影響で空港の滑走路は一時、閉鎖され、民間の航空機の一部に遅れが出ました。

これについて、20日、記者会見した佐藤知事は、アメリカ海兵隊からは、沖縄防衛局を通じて去年、アメリカ国内で起きた墜落事故の原因となった不具合は、今回は確認されていないと説明があったと明らかにしました。

そのうえで、「必要な安全確保や情報提供は県の申し入れを踏まえて対応してもらったと思う」と述べ、アメリカ軍や国の対応に問題はなかったという認識を示しました。

一方、来月14日から陸上自衛隊の日出生台演習場などで行われる日米共同訓練で、普天間基地所属のオスプレイの参加が計画されていることについて、「住民が不安に思わないようしっかりと対応してほしい」と述べ、安全飛行のために万全の措置をとるよう求めました。