自転車用ヘルメットの着用率 大分県は46.3%で全国2位

ことし4月に着用が努力義務化された自転車用のヘルメットについて警察庁が各地の着用率を調べたところ大分県は46.3%で全国2位でした。
警察は「ヘルメットを着用しないと事故での死亡リスクは2.6倍まで上がるので、普及に向けた取り組みをさらに進めていきたい」としています。

自転車に乗る人のヘルメット着用は、道路交通法の改正で、ことし4月から努力義務になっていて、警察庁は7月時点の全国の地域ごとの「着用率」を調査し、このほど、結果を公表しました。

それによりますと大分県の着用率は46.3%で、全国平均の13.5%を大きく上回り、全国2位でした。

最も高かったのは愛媛県で59.9%でした。

県内ではおととしから小学生から高校生までを対象に通学時の着用を求める条例が施行されるなど、子どもを中心に啓発活動が進められてきました。

その結果、県警察本部の調査では18歳以下の着用率は72.6%だったのに対し、19歳以上の着用率は20.8%にとどまり、大人への普及が課題となっているということです。

県警察本部は「ヘルメットを着用しないと事故での死亡リスクは2.6倍まで上がるので、普及に向けた取り組みをさらに進めていきたい」としています。