大分県内で豚熱ワクチンの接種始まる 約15万頭のブタを対象
ブタの伝染病、CSF=豚熱の感染を予防するため、県内では19日からおよそ15万頭のブタを対象にしたワクチン接種が始まりました。
このうち、豊後大野家畜保健衛生所ではワクチンを受け取りに来た養豚農家がワクチンが入った段ボール箱をトラックに積み込んでいました。
先月、佐賀県の養豚場で豚熱の感染が確認され、大分県は九州の6つの県とともにブタへのワクチン接種を推奨する地域に指定されました。
これを受けて県内では、19日からワクチン接種が始まり、45か所の養豚場のおよそ15万頭のブタが対象で今月中に接種を終わらせる計画だということです。
ワクチンを受け取った養豚場を運営する会社の工藤厚憲社長は「豚熱を防ぐにはワクチンが一番なので、届くのを待っていました。少しでも早く接種したいと思います」と話していました。
豊後大野家畜保健衛生所の尾形長彦所長は「九州で豚熱が発生したことで県内での発生リスクも非常に高くなっていると考えています。農家の皆さんにはなるべく早く接種をお願いしたいと思います」と話していました。